高橋一生(42)が25日、東京・新国立美術館で行われた主演映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(渡辺一貴監督、5月26日公開)完成報告イベントに、共演の飯豊まりえ(25)らと出席した。

今作は漫画家・荒木飛呂彦氏の人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフを、NHKが20年にドラマ化した「岸辺露伴は動かない」の映画版。主人公の漫画家・岸辺露伴を演じてきた高橋は、イベント前日の24日に完成した本編の初号試写を見た。感想を聞かれ「自分の作品、何度も何度も見る(タイプ)じゃないんですよ。一定の距離感を持って、作品として見られた感じがした。スタッフの卓越した手腕とキャストの方が作った世界観の中で泳がしていただいたから」と語った。

「岸辺露伴は動かない」シリーズは、漫画家・荒木飛呂彦氏の大ヒットシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の同名人気スピンオフ作を、NHKが20年に実写化ドラマ化した。20年12月の第1期の放送から3年連続で22年12月に放送され、第3弾・全8話を数える。

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、荒木氏が2009年(平21)に、フランスのルーブル美術館が国内外の漫画家とコラボした企画「バンド・デシネ」のために描き下ろした初のフルカラーの読切作品で、同美術館に日本の漫画家の作品として初めて展示された同名作品が原作。物語は、美の殿堂ルーブル美術館を舞台に展開される「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う。

撮影は22年5月から日本国内で始まり、フランスのパリで大規模ロケを敢行。物語の軸となるルーブル美術館で、日本映画として14年の「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」以来2作目となる撮影も行った。

高橋は、パリでの撮影と映画化の感想を聞かれると「ドラマがシリーズ化する以前に1話目を撮らしていただき、くしくも、それが1シリーズ目になった。一貴さん(渡辺監督)に(演技を)面白いと言っていただき『ルーブルの撮影に残してください』と言われ、冗談として夢想していた」と、まずドラマがスタートした当初の思い出を振り返った。

そして「それらを重ねて2期、3期と撮っていく間に、まことしやかにルーブルの話が自然に沸いた。いよいよ来ましたねと…。うわっ、ルーブルですか? と、ならなかったのが功を奏した」と、自然な流れで映画化が結実したことが、良作になったカギだと語った。