元AKB48で女優の梅田彩佳(34)が18日、都内でミュージカル「ピエタ」(東京・俳優座劇場)の公開ゲネプロを行った。

浅田次郎氏原作の「月のしずく」に収められている「ピエタ」を初めてミュージカル化。娘の友子役を演じた梅田は原作を読んで、「こんなに膨らんだミュージカルができるんだ」と感動したと話した。

台本を読んでるときに、「すごくドキドキしながらワクワクして、最後は涙を流せるくらい感動しました」と振り返り、「でもその分、これが私にできるんだろうかという、プレッシャーとか責任を同時に感じました」と話した。

母親役の高泉淳子は、初共演する梅田について、「歌がすごい良いなって思った」とし、芝居の稽古も「毎回0から全部やっているんです。だから私もやっていて、ものすごく刺激的で、おもしろくてスリリングでした。だからこのお芝居が生きてるんだと思います」とアピール。「こういったお芝居をする人たちがいるんだっていうのは正直びっくりで、ほんとに刺激的です」と表情を緩め語った。

最後に梅田は、「幕が開いた瞬間から閉まるまでは目をずっと開けててほしいです」とし、「キャスト13人全員を見ていただきたいです。約2時間1人1人が最後まで突っ走っているので、そこを皆さんに感じて見ていただきたい」とPRした。

物語は、母に捨てられた娘と、娘を捨てた母。複雑で繊細な娘と母の思いを24年の時を経て、ピエタ像の前で絡み合う母娘の愛憎劇。脚本・作詞は、高橋亜子氏。演出は渋谷真紀子氏が手がける。公演は18日から24日までの10公演。六本木・俳優座劇場で行われる。