フジテレビが「世にも奇妙な物語’23 夏の特別編」を6月17日(土)午後9時から放送する。ストーリーテラー・タモリ(77)と豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版。1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによってその名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。

今年も珠玉の4つの“奇妙な”短編ドラマを放送する。そのうちの1つのエピソード、「お姫様クラブ」で女優鈴木保奈美(56)が主演を務めることが決定した。鈴木が「世にも-」に出演するのは1996年の「公園デビュー」以来、約27年ぶりとなる。原作は「呪いのシリーズ」など数多くのホラー作品を生み出してきた曽祢まさこが描く同名漫画(ぶんか社刊)。

今回、鈴木が演じるのは団地に住むごく普通のパート主婦・遠藤南美。普通の主婦生活を送っている南美は、幼い頃にゴージャスな舞踏会で物語のお姫様のような特別な体験をしたことがあり、それを忘れられないでいた。

そんなある日、比目野というお姫様クラブ・支配人が訪れたことから、南美のお姫様への思いは強くなり、物語は思いもよらない狂気へと進んでいく。この物語に鈴木は「ラストカットで小さく“こわっ”と思っていただけたらいいなあ」と“世にも”ならではの最後まで目を離せない展開についてコメント。鈴木が演じるごく普通の主婦とお姫様に対し強い思いを見せる南美という二面性を持つ役で見せた怪演は必見。

鈴木は「開始当初から大好きなシリーズですので、今度はどんな“奇妙”だろうと楽しみにしていましたが、台本を読むと“あらら~大変!”という感想でした。監督が“ミュージカルのつもりで”とおっしゃっていて、ミュージカルになったかなあ」と語った。

▼「お姫様クラブ」あらすじ 女の子なら誰しもが一度は憧れる、ゴージャスなドレスに身をまとったお姫様。そんな少女の夢をかなえてくれるのが「お姫様クラブ」。幼い頃にこの「お姫様クラブ」でお姫様になったことがある南美は団地で夫と娘の3人家族でつつましくも穏やかに暮らしていた。そんなある日、お姫様クラブ支配人・比目野と名乗る男が舞踏会の招待状を持って現れる。南美は「お姫様クラブ」での華やかな体験を思い出す。