熱海五郎一座「幕末ドラゴン~クセ強オンナと時をかけない男たち~」の初日前取材会が30日、東京・新橋演舞場で行われ、座長三宅裕司(72)ら出演者が意気込みを語った。

幕末にタイムスリップしてしまった高齢者ばかりのミュージカル劇団が、坂本龍馬や新選組とかかわりながら現代への帰還をめざすサバイバル喜劇。

三宅は、60代を中心とするメンバーを見ながら「年寄りだけのミュージカル劇団という設定なので、役作りの必要がない」。また「全員が均等に目立って、笑いを受け持つポジションにいる。1人1人がすべらなければ爆笑の連続になる」と自信をみせた。

ゲスト女優の檀れい(51)、玉井詩織(27)にも「ギャグを背負ってくれている」とし、大きな見どころとした。玉井について「詩織ちゃんは年寄り連中をガンガンに突っ込む役なんですけど、もの怖じせずに年寄りをボコボコにする」。檀については「美人女優として築き上げてきた長いフリを一気にここで覆す。人生をフイにしてボケまくっていただき、感動も背負っていただく」とした。

檀は、笑いの絶えないけいこだったとし、本番に向け「笑わずに立っていられるように。今の時点では自信がない」と笑顔で話していた。

この日は、渡辺正行(67)、ラサール石井(67)、小倉久寛(68)、春風亭昇太(63)、東貴博(53)、深沢邦之(56)も登壇した。