女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第9話が8日に放送され、平均世帯視聴率が6・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが9日、分かった。第1話から5・8%、4・9%、5・0%、5・2%、5・2%、4・9%、5・3%、5・8%だった。平均個人視聴率は3・2%。第1話から3・1%、2・6%、2・7%、2・7%、2・5%、2・5%、2・8%、3・0%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第9話で、みちは夫の陽一と、誠は妻の楓と夫婦関係をやり直そうとしていたが、心と体がパートナーを拒んでしまった。みちと誠はまだお互いを求めていた。

その夜、陽一はみちに、賃貸の契約を更新しないでマンションを買わないかと提案する。陽一が見せてきたマンションの間取りは1LDKだった。子供が生まれた時のことを陽一が考えていないことを知り、みちの心は冷める一方だった。

一方、楓はマンションを出てホテルで1人暮らしを始めていた。誠が連れ戻しに来てくれるか試していたのだ。だが、誠から「帰って来い」という連絡が来ることはなく、楓は悲しみに沈む。

内覧の日、陽一とみちは、みちの気持ちをくんで2LDKのマンションを見に来ていた。「もしレスじゃなかったら、今頃どうなっていたのかな…」。みちに寂しさが込み上げてくる。