A.B.C-Zの五関晃一(37)と戸塚祥太(36)がダブル主演を務める舞台「夜曲~ノクターン~」(6~22日、大阪松竹座)の通し稽古が5日、同所で行われた。

ジュニア時代に、先輩のバックとして立ったことのある舞台。五関は、当時を振り返って「そういう場所で自分たちが主演で立たせてもらえるのはありがたい」と感謝し、戸塚も「“夜曲パワー”でこの町一帯をさらに盛り上げたい」と肩を回した。

同舞台は、86年初演の戯曲「夜曲 放火魔ツトムの優しい夜」が原作。主人公の田山ツトムが700年前の武士を長い眠りから目覚めさせ、状況を理解できないままに過去の愛憎劇に巻き込まれていく物語だ。五関がツトムを、戸塚が武士の田村十五を演じる。

内容は現代と過去が入り交じる複雑な舞台で、五関は「700年前の価値観とか、信念、現代の人たちとのギャップとか考え方の差が見どころのひとつ」。

一方、武士を演じる戸塚は「たてのアクションがたくさんあるので、頑張ります」と話していた。

大阪松竹座開場100周年記念として上演されるこの舞台。当初出演予定だった同グループの塚田僚一(36)の活動休止によってキャストが変更となっていた。

戸塚は「(塚田からの)連絡はないですね」と明かし「でも、メッセージがないことが一番のメッセージ。筋力が落ちてないかだけが心配ですね」と冗談交じりにエールを送った。