俳優高橋克典(58)が6日、第42回ベスト・ファーザー「イエローリボン賞」に選ばれ、都内で行われた授賞式に登壇した。

現在、中学3年の男の子を持つ父親。「生まれた時、子育てには絶対関わってやろうと思った。こんなに命と向き合って過ごすということをおろそかにする手はないと。おっぱいをあげる以外はやりました。おっぱいもあげたんじゃないかくらいに向き合いました」。育休もとったとし、「がっつりやりました。楽しかったです。高嶋ちさ子から『克典ママ』と言われました」と笑顔で話した。

息子は反抗期という。「さみしい思いもしますけど、うれしくて。反抗期は親の気持ちをラクにしてくれる。いてやらなきゃ、という感じになる」。今後について「いろんな世界を見てほしい。僕は人生の応援者でいたい」と話した。

今年はNHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」でヒロインの優しい父親、浩太を演じて話題になった。「朝ドラの頑固で強いお父ちゃんじゃなくて、優しいお父ちゃんをやりたかった。テレビを見ても、いいニュースがなかなかなくて、令和の現代的な優しいお父ちゃんでいたいと思った。浩太さんがこの賞をくれたのかなと思います」と語った。

ほかに、つくば市長五十嵐立青氏(44=政治部門)、三菱鉛筆社長数原滋彦氏(44=経済部門)、落語家桂宮治(46=学術・文化部門)、武藤敬司(60=スポーツ部門)が受賞した。