男性2人の音楽ユニット、OZZ(オズ)が7日、都内で「OZZ LIVE MAGIC~5th Fly~」を開催した。

オリジナル曲「To the Top」「summer driving」や、カバー曲「115万キロのフィルム」「TSUNAMI」「夏の日の1993」などを披露。また新曲「Tick」「僕の音」を初披露した。

過去最大規模となる約90人のファンを迎えての単独ライブとなり、ボーカル&ピアノの田谷紘夢(28)は「自然とパワーをもらえるというか。今までにないパフォーマンスが出ていい流れでできました」と納得の表情。ボーカル小山翔吾(27)も「2人でめっちゃ調子いいやんって話ししてて。みなさんからのパワーかなと思っています」と話すように、ファンからの拍手、声援に背中を押されながらのライブとなった。

新曲「Tick」について作詞作曲した田谷は「今までのOZZにはない大人な、かっこいい、ダークな雰囲気」と話し、「僕の音」については「シンプルなバラード」と説明した。小山は「やっとOZZらしさが出た新曲になったという感じがします」と胸を張った。

この日は、セルリアンタワー東急ホテル内のジャズクラブ「JZ Brat SOUND OF TOKYO」で開催した。関ジャニ∞、Da-iCE、優里らなど数々のアーティストのサポートメンバーを務めてきた田谷にとって、同所は初めてではなかったが「まさかここにOZZとして来られるとは思っていませんでした。会場の候補で挙がってきた時に、真っ先にここがいいって言いましたね」と喜んだ。

また小山にとってセルリアンタワー東急ホテルは、亜大野球部時代に訪れて以来だったという。「大学の時に野球で日本一になった時、その祝勝会でパーティーをして以来ですね」と説明。「ただその時は団体だったので、今日はOZZとして来られて感慨深かったですね」とかみしめた。

初めてのライブ会場は、東京・下北沢でのキャパ2、30人程度のライブハウスだった。この日はその約3倍のキャパになるなど、徐々にライブ会場の規模も大きくなり、知名度も広げてきた。田谷は「最初の目標はコットンクラブを埋めること」と東京・丸の内のコットンクラブでのライブ開催を目標に掲げた。

小山は「新曲のヒットですね。どうなるかまだ分からないけど、みなさんの手に届くのが楽しみです」と現段階では確定していないが、リリースに向けて動いているというこの日披露した新曲のヒットを願った。