シンガー・ソングライター川崎鷹也(28)が8日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「魔女の香水」(宮武由衣監督、16日公開)完成披露舞台あいさつで、映画初出演&演技を初披露した今作が評価され「主演が決まった」と、黒木瞳(62)に暴露された。

川崎は劇中で、桜井日奈子(26)演じる若林恵麻の優しい先輩・河原優也を演じ、主題歌「オレンジ」を作り上げ、歌唱した。そもそも、映画の完成披露試写会も初めてで「今回、初めての演技…本当に不慣れなことばかりで、このメンバーに、すごく助けてくれて楽しい撮影になった。完成披露試写会に参加するのも初めてなので、現段階(登壇早々)ですら緊張しています」と照れた。

トークの中で、主題歌歌唱と、出演までの経緯を語った。「元々は主題歌のオファーをいただいて、書かせていただきますという流れから、演技も挑戦していただけないかとオファーをいただき…。本当にセリフもない、ちょい役だと思っていたら、台本を見たら、せりふがたくさんあって、すごくビックリした」。

共演シーンが多かった桜井から「本番に入る前に会議室で2人の(台本の)本読みの機会を与えていただき…緊張しました。(川崎の演技は)すごく自然でしたね」と振り返りがあると、川崎は「地獄でしたね」と笑った。脚本と原作小説を手がけた宮武由衣監督から「せっかく川崎さんに出ていただくなら、魅力を爆発させたい…一種の賭けみたいなもの」と言われると、川崎は「結構、無理なことをしますね」と苦笑した。

その中、黒木から「作品、拝見して演技が初めてと伺って…作品を拝見して全然、初めてとは思わなくて。この作品をきっかけに、ドラマへの主演が決まったそうなんで。伺ってすごいなと思って」と暴露された。川崎は「やめてください! 僕の(話す)尺が増える」と照れたが、司会のフリーアナウンサー笠井信輔(60)から「おめでとうございます」と祝福されると「ありがとうございます」と認めた。

主題歌の制作については「脚本を見て楽曲を書くより、演技させていただいた先に、桜井さんの演技を見て、空気を感じた上で書きたいと思った。撮影2日目くらいにギターを片手に現場に入り、入り、皆さんが待機する前室で、おもむろにギターを弾き始め、書かせていただいた」と振り返った。桜井から「プロが音楽を作っていく過程を、この近くで見られるのにビックリした『音ない方が良くないかと』と言っていた」と明かされると、川崎は「この主題歌、1時間くらいですね」と、わずか1時間で制作したと明かした。

この日は、恵麻の憧れの男性となる実業家の横山蓮を演じた平岡祐太(38)も登壇した。