音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の元ボーカルのコムアイ(31)が2日(現地時間1日)インスタグラムを更新。ペルーのアマゾン熱帯雨林にあるワンピス族の村で、7月22日に第1子の長男を出産したことを報告した。出産については、パートナーで映画監督の太田光海氏が7月30日(同29日)のインスタグラムで「僕とコムアイさんの第一子となる男の子が誕生しました」と報告していた。

ワンピス族伝来の助産術を持つ助産師・アニータさんの隣の家に住み込み、出産したコムアイは、長男を横に寝かせて、串に刺して焼いた肉にかじりついている自身の写真を投稿。「写真は胎盤を薪火で焼いてもらったのを食べているところ。生も焼きもめちゃくちゃ美味しかった!」と、出産した際の自らの胎盤を生、そして焼いて食べたと明かした。

コムアイは「親愛なるみなさんへ 7月22日夜遅く、予定日ぴったりに赤子の頭がお腹からずるっと出てきて、ふぇー!ふぁー!と鳴いている声を聴くことができました。本当に本当に、みなさんが安産を祈願してくださったおかげだと思っています。私たちの健康を気にかけてくださり、心から感謝しています」と出産を報告し、感謝した。

出産後の様子も、克明につづった。「お産の疲れで呆然としながら、本当に人間の赤子がでてきたことがすごすぎて、ただ泣きながら頭を触っていました。光海くんもカメラ持ちながら号泣していて、二人で登って山頂ですごいものを観たような感じがしました」

陣痛が来た時は、ボートの上にいたという。「陣痛が来た時、どうしても用事があり違う町にいて、川を上って村へ帰るため3時間と4時間のボートの上で陣痛に耐えるところから始まり、お産も1時間でするっと、とか思ってたら何日もかかりました。でも母体ってこの期間どんなボロボロなっても底力があってありえないことができてしまうんだと体感できました」と、母の強さを自ら体感、実感できたとつづった。

アマゾンで出産することに対して、日本でも専門家を交え賛否両論が飛び交っていた。それでも「心から尊敬し信頼するワンピス族の産婆さんのアニータはもうずっと生活のお世話になっていて母のような祖母のような存在で、アニータと光海くんがお産の最後まで、絶対産めるから!一歩ずつ進んでるよ!近いよ!という態度でい続けてくれたことで、信じ続けることができました」と、ワンピス族の助産師への絶対的な信頼をつづった。そして「笑ってしまうようなこともいろいろあったけど、いったん乳あげマンに戻り、大事な生活を楽しみ、またご報告します!」とつづった。

コメント欄には「良かった」「本当におめでとう」などの祝福のコメントが相次いだ。加えて「胎盤食べる文化ちょっときになる」と、写真に対する感想もあった。