女優泉ピン子(75)が17日、都内で朗読劇「すぐ死ぬんだから」の取材会を行った。タイトルにちなみ「死ぬまでに仲直りしたい人」を聞かれると「ない!」と語った。

「悔いなく生きてきた。この年になったら、毎日おいしいもの食べて平和に生きる。全然悔いはない。やり残したことはない」とし「朗読劇をやりたいと思っていたから。それに関しては夢はかなった」とした。

この日は、21年に亡くなった脚本家橋田寿賀子さんを懐かしむ場面も多くみられた。老化現象で「人の顔と名前が覚えられない」とぼやき、「あれ、これ、それで通じた橋田先生が3年前に亡くなっちゃったから。それが通じないというのがさみしいわね」。

「終活もやめた。形見分けというのはある人たちにやった」とも明かした。夫に「『もしボケちゃったらごめんね』と言ったら『大丈夫、ボケたもん勝ちだから心配ない』って。ありがたいわね」と話していた。

作品は内館牧子氏の原作を朗読劇化。夫が倒れたことである秘密を知ることになる妻の役どころを、俳優村田雄浩(63)とともに演じる。昨年上演され、好評を受けての再演。19日の埼玉・桶川市民ホールを皮切りに、12月まで全国11都市で開催される。