俳優斎藤工(41)が「齊藤工」名義で監督した映画「スイート・マイホーム」(9月1日公開)の先行上映会が25日、大阪市内で行われた。同作品の先行上映は大阪が初めて。舞台あいさつに登壇した斎藤は「大阪以外は日本とは思っていない」とつかみで笑わせ、「大阪のエネルギーが、この作品に勢いをくださる」と呼びかけた。

18年の小説現代長編新人賞を受賞した神津凛子氏の同名小説が原作。幸せな家族が新居に引っ越した直後から「家」を中心にさまざまな思惑と怪異が重なっていくストーリー。窪田正孝が主演する。

斎藤が監督を務める長編映画は「blank13」以来、5年ぶり2作目。当初、監督のオファーがあったとき、一筋縄ではいかない映像化に思いを巡らせ、「自分には難しいのではないか。監督は僕ではないのではという思いがあった」。ところが、新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出を控える「ステイホーム」の時代を迎えた。「自宅と向き合わされた期間でもあった」と振り返り、「そんな中で『スイート・マイホーム』の話をいただいているのは必然ではないのか」とオファーを受けた。

キャスト、スタッフ、ロケ地、ロケセットなど、すべてが「映画の神様が後押ししてくれた」と感じたという。監督として「自分に誇れるもの、積み上げたものはほぼない」と厳しい言葉を放ったが、今回の撮影で、最も気をつけたのは「食」だった。「食べるものと身体のコンディションは直線でつながっている」と持論がある。

現場では「腸内環境をよりいい状態にすることを心掛けた」といい、オーガニックの弁当、みそ汁、納豆を添えるようにした。「腸内環境をよくすることが作品の仕上がりに関係してくる。実証された気がする」と胸を張った。