俳優成田凌(29)が主演、女優小芝風花(26)ヒロイン役を務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「転職の魔王様」(月曜午後10時)の第10話が18日に放送され、平均世帯視聴率が5・3%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、5・2%、4・6%、5・4%、4・5%、4・9%、4・5%、5・1%、5・1%だった。平均個人視聴率は2・9%。第1話から3・2%、2・9%、2・7%、2・9%、2・6%、2・8%、2・4%、2・8%、3・1%だった。

同局系初主演の成田が演じる“最恐毒舌”キャリアアドバイザー来栖嵐(くるす・あらし)は、左足が不自由でつえを突いている。求職者の心をへし折るような毒舌を放つため「転職の魔王様」という異名を持つ。仕事や生き方への悩みを痛烈な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。小芝はヒロイン役の未谷千晴(ひつじたに・ちはる)を演じる。成田と小芝とは初共演となる。原作は額賀澪氏の同名小説。

▼第10話あらすじ

「シェパードキャリア」の大阪支社設立が決まり、洋子(石田ゆり子)は、その立ち上げを来栖に任せると宣言。早速、来栖は下見のため出張することになり、千晴はこれを機にひとり立ちすることに。

来栖の不在に不安を感じていたものの、「お守りから解放されて、晴れ晴れ、爽快です」という嫌みでがぜん、千晴はやる気に火がついた。来栖を見返したい一心で、天間(白洲迅)のサポートのもと面談に臨んだのは、大手レストランチェーンに勤務するシステムエンジニアの矢吹健一(高橋光臣)。健一は、妻と2人の娘との将来を考え、給料を今の2倍にしたいという。難しい条件に驚きつつも、家族思いの健一の言葉にすっかりほだされた千晴は、魔王さながらのむちゃぶりで横山(前田公輝)を巻き込み、あるスキルにたけている健一に、異業種への挑戦を提案する。

千晴に背中を押された健一は、早速面接を受けたいと意気込むが、実は、転職の話は妻の江美里(大西礼芳)に内緒。転職先が正式に決まってから伝えて喜ばせたいというが、後にそれが家族間に大きなひずみを生むことになる。

一方、千晴のもとには、大阪にいる来栖から電話が。引き継ぎの名目だったが、内心では来栖は千晴のことが心配だった。千晴もまた、そんなツンデレな魔王様の気持ちがうれしく、健一の一件が順調に進んでいることを得意げに報告する。すると、そんな楽しそうな千晴の様子を離れた場所から天間が見ていた。

さらに第1話から注目を集めてきた、嵐と千晴の知られざる過去のつながりが明らかになる。