女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の特別編が21日に放送され、平均世帯視聴率が3・3%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は1・8%だった。
同作は平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活をする“なりすましコメディー”で、完全オリジナル脚本となる。
▼特別編あらすじ
浜岡妙子(若村麻由美)の若菜絹代(若村・二役)へのなりすまし生活は、テレビ局ディレクター・沖野島紀明(吉田宗洋)の過去の犯罪を告発することで終わるはずだった。若菜も戻り「プロダクション曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は比嘉莉湖(木村佳乃)の下で事務所の建て直しを始め、若菜が出演する海外で撮影される大型映画も始まろうとしていた。だが、肝心の若菜が空港からの出発直前にまたしても姿を消してしまう。
若菜の失踪に慌てた室井セシル(円井わん)と西條隼人(時任勇気)は「ラビットマート」で働いていた妙子を半ば拉致するように水田夏雄(沢村一樹)の車に押し込み、空港へと急ぐ。
だがその様子を浅野真由美(猫背椿)が目撃しており、妙子が何かの事件に巻き込まれたのではないかと騒ぎ立てる事態に。真由美は警察に連絡しようとするが思いとどまり、浜岡家を訪ねる。そんな彼女を陽一(マキタスポーツ)とあきら(中川大輔)が迎えるも、心配する真由美をよそに、すでに妙子から連絡を受けている陽一たちは落ち着いた様子。その様子に事情を知らない真由美は陽一たちが妙子に何かをしたのではないかと勘ぐり、育田詩乃(平祐奈)に浜岡家を探るよう頼む。