俳優斎藤工(42)が「齊藤工」名義で監督した映画「スイート・マイホーム」の公開御礼イベントが22日、都内で行われた。
原作は18年「第13回小説現代長編新人賞」を受賞した作家神津凛子のデビュー作で、主演に窪田正孝を迎え、蓮沸美沙子、奈緒、窪塚洋介ら実力派俳優たちが織りなす予測不能のホラーミステリーとなっている。
イベントに登場した斎藤は「今、すごい大雨なんですよ。みなさん傘持ってますか」とにっこり。第一頸椎(けいつい)剥離骨折を明かして以来、初の公の場となった窪田に「お帰りなさい」と語りかけた。窪田のあまりの表現力に、引きで撮る予定だったがアップのカットに変更したシーンもあったという。「キャラクターの持ってる本当の顔というのがそこにあって。窪田さんのお芝居で物語全体の構成が変化していった。同業者として見ると恐ろしいなと思いますね、表現力に」と称賛した。
タイトル「スイート・マイホーム」にちなみ、「家での過ごし方」を聞かれた斎藤は「メディアさんが切り取りやすいパートを作ってくださってるんですよね」とうなずいた。「他者の目線がないので、着替える途中で、着替えることすら嫌になっちゃうんです。半分着替えた状態でソファに座って録画してるやつとか見るっていう」と暴露し「悲しげな中年ですね」と苦笑した。