お笑いコンビ土佐兄弟が10月1日に「土佐兄弟のぶちアゲ文化祭2023」を開催する。昨年、大盛況の「土佐兄弟の青春文化祭2022」がパワーアップして帰ってくる。会場は今春オープンしたばかりの「Zepp Shinjuku」。同会場でお笑い芸人が主催するイベントは本公演が初となる。兄の卓也(35)、弟の有輝(28)がこのほどイベントへの意気込みを語った前後編の後編。土佐兄弟の原点、文化祭の思い出について明かした。【高橋洋平】

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土佐兄弟は「学校あるあるネタ」で知られる。その2人にとって、文化祭とは何だったのか。サッカー部のオモシロ担当だった有輝は高校時代の文化祭で、野球部のオモシロ担当だった本間くんと「土佐本間」という急造コンビを結成しネタを披露するもスベって爆死したという。

有輝 文化祭はやっぱり今も例えば高校の友達と集まったときに話の種に出てくるくらい友達との思い出がいっぱいあるイベントですよね。まさにあれなんですよ、めちゃくちゃスベりましたよ。ホントに人生で一番滑ったのは何?って言われたら3本の指には入るんじゃないかなっていう。でもそれもやっぱり今となっていい思い出ですし、なんかホントになんか酸いも甘いもって感じになってます。思い出にはめちゃくちゃ残ってます。

卓也はバンド活動が活発な高校だったという。

卓也 バンドがめちゃくちゃ盛んな高校だったんで、それこそフェスみたいな感じでしたね。僕は中学から高校6年間で、文化祭のために1年間生きてました、冗談抜きで。男子校だったんで、まず女子と出会える場というのが文化祭だったんです。1年に1回の文化祭。とにかく目立ったり、企画していろんなことをやると、やっぱり学校の中でも目立ってるじゃないですか。みんなで楽しい思い出をその日作るっていうことが本当に1年の目標というか。そのためにバンドもやりましたし、有志でフィーリングカップル企画をして、出てくれる女の子に当日に声をかけて出てもらったりとか。あとは高校3年生って普通文化祭参加しないんですけど、僕らは最後の思い出だからといって、オープンカフェみたいなのを有志でやったりとか、とにかく文化祭のためだけにやってましたね。

当日の目玉は複数ある中、土佐兄弟もビッグサプライズを準備しているという。

有輝 最後僕らもオリジナルソングを1曲歌わせていただいて。作詞が僕で、作曲が卓也で。

卓也 ちょっと怖いですね。やっぱ、wacciさんやって、岡崎体育さんがやって、FRUITS ZIPPERさんがスーパーパフォーマンスした後に大丈夫かっていう。バズる曲を作りたいというのはあるので、土佐兄弟らしいバズる曲を発信していきたい。

イベントまで1週間に迫った。

有輝 本当に空っぽで来てほしい。空っぽで来ていただいて、文化祭とか受験とか大変だけど、その日だけは忘れるみたいなことと同じで、仕事とかいろんな人間関係とか抜きにして来ていただいて、とんでもない光景を見ていただいて、ニコニコして帰ってほしい。JR乗って帰っていただければっていう。毎年恒例で、人が集まってくるような音楽と本当笑いの日本を代表するイベントになったらいいなって思いでやってます。

卓也 毎年恒例の文化祭と一緒で、必ず毎年この季節にあるように定着していってほしいですね。中身はその都度、その年によって文化としてテーマが変わるように箱としては毎年やっていく。いつか国立競技場を借りて、土佐兄弟の体育祭になってもいいし、みんなで楽しくっていうのが、なんか面白そうかなって思っています。(終わり)