沢口靖子が主演するテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 season23」(水曜午後9時)の第7話が27日に放送され、平均世帯視聴率が8・3%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率4・7%だった。
前回は世帯が8・3%、個人が4・7%だった。
シリーズスタート25年目を迎えた科学捜査ミステリードラマ。今シーズンから放送枠を水曜午後9時に移して放送する。榊マリコ(沢口)、土門薫(内藤剛志)、君嶋直樹(小池徹平)、風丘早月(若村麻由美)、宇佐見裕也(風間トオル)らレギュラーキャストが出演する。
◆第7話のあらすじ
遊歩道脇の斜面下でプリンターメーカー営業員・香取孝史郎(吉田ウーロン太)の遺体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは臨場する。斜面の途中には自転車が転がっており、一見、走行中にあやまって転落した事故と思われたが、マリコはヘルメットをかぶっているにもかかわらず頭部の打撲痕がひどいことに疑問を抱き、遺体を洛北医大に送ることに。
遺体と対面した解剖医・風丘早月(若村麻由美)は驚く。なんと香取は3日前、医大の廊下で風丘に声をかけ、「自分が死んだら解剖して下さい」と唐突に奇妙な依頼をしてきた人物だったのだ。彼は「証拠は身体の中に残しておくので」と告げて去っていったが、風丘は「まさか本当に解剖することになるとは…」とがくぜんとする。香取には何者かに殺される予感があったのか。また香取のポケットからは、謎の“粘性のある白い物体”も見つかった。
解剖の結果、香取の死因は硬膜外血腫と判明する。自転車で転倒する前に何者かに突き飛ばされ頭部を強打し、その衝撃で硬膜外血腫ができ、脳がじわじわと圧迫され死に至ったとわかる。しかし、風丘やマリコが遺体をくまなく調べても、胃の中に未消化の食べものが残っていただけで証拠らしきものは見当たらなかった。
そんな中、香取の仕事は再生医療分野で使われるバイオ3Dプリンターの営業担当で、事件当日は機器のメンテナンスのため、培養肉を研究開発するベンチャー企業を訪れていたとわかる。さらにその後、ベジタリアン向けレストランに立ち寄っていたことも判明。その店主・伊東暁代(野波麻帆)は、かつて香取と交際していたようで…。