俳優の中山翔貴(24)が28日、東京・テアトル新宿で行われた映画「うかうかと終焉」(大田雄史監督、10月13日公開)完成披露上映会で、人生初の舞台あいさつに臨んだ。中山秀征(56)の長男で、22年4月にテレビ東京系ドラマ「しろめし修行僧」でデビュー。舞台あいさつの冒頭で「人生、初舞台あいさつで緊張しておりますが、よろしくお願いします」と、やや引きつった笑みを浮かべた。
「うかうかと終焉」は、、京大公認の演劇サークル劇団ケッペキに所属していた大田雄史監督が、第23回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞した戯曲を映画化。中山は、5日後に取り壊しが決まっている古い学生寮に住む村井均を演じた。役どころについて「冬なのに、タンクトップとか変わっている子で。自分だけ一緒にやる機会ががなく、変な子だと思っていないかと心配だった」と照れ笑いを浮かべながら語った。映画初出演&主演の西岡星汰(19)から「衣装合わせの時は、タンクトップなので、そういう感じの人だと感じていた」と突っ込まれると「そういう人だと思われていないかと…訂正したかった」と苦笑した。
映画のタイトルにちなみ、うかうかしたことは? と聞かれると「共感する人も多いんじゃないかと思う。中学の時、いいなという子がいて。シャイでなかなか自分から言い出せなかったら、その子に彼氏が出来た。うかうかして、伝えたいことを伝えないと、そういうことになると中学生で学んだ。共感して頂けますよね」と客席に問いかけた。ダブル主演の渡辺佑太朗(29)から「やっぱり、ちょっと変な人でしたね」と突っ込まれると、会場全体から笑いが起きた。
舞台あいさつには、松本妃代(28)と乃中瑞生(19)も登壇。西岡と乃中、中山の3人は初の舞台あいさつだった。この日、舞台あいさつには登壇しなかったが「うかうかと終焉」には、ポルトガル2部オリベイレンセFW三浦知良(カズ=56)の長男の三浦〓(狩の守が僚のツクリ)太(26)も出演している。