沢口靖子が主演するテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 season23」(水曜午後9時)の最終話が4日に放送され、平均世帯視聴率が9・6%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・5%だった。

前回は世帯が8・3%、個人が4・7%だった。

シリーズスタート25年目を迎えた科学捜査ミステリードラマ。今シーズンから放送枠を水曜午後9時に移して放送する。榊マリコ(沢口)、土門薫(内藤剛志)、君嶋直樹(小池徹平)、風丘早月(若村麻由美)、宇佐見裕也(風間トオル)らレギュラーキャストが出演する。

◆最終話のあらすじ

京都市内の川で強盗殺人事件の被疑者・葛木陽一の遺体が浮いているのが発見され、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは現場に駆けつける。状況から別の場所で刺殺され、川に落とされたものと思われた。

葛木は1週間前、滋賀県大津市で高齢女性の家に押し入った末、家主を殺害。滋賀県警刑事・八木下大輔(須賀健太)が追い詰めるも、振り切って逃走していた。

京都府警と滋賀県警は、すぐに合同捜査を開始。葛木の足取りを追うため、セキュリティー企業エンジニア・板東亮太(金井勇太)の協力を得て、大津市から遺体発見現場まで防犯カメラによるリレー捜査に乗り出す。

マリコたちは遺体の傷や着衣などの鑑定を進めるが、そこへ強盗殺人の鑑定資料を持って滋賀県警の科捜研法医担当・芦名瑞希(羽瀬川なぎ)が訪ねてきた。彼女は高校生の頃からマリコに憧れ、母真知子(中田喜子)の反対を押し切って科捜研への就職を希望。念願かなって滋賀県警に採用されたという。瑞希は、マリコのように危険を顧みずに事件を解決する鑑定がしたいと夢を語り、マリコたちの鑑定にも参加する。

ところがその直後、マリコをがくぜんとさせる、新たな事件が発生。大ショックを受けるマリコに非難の声が浴びせられ、シリーズ史上最も深く打ちのめされることになる。