波瑠(32)が、来年新春放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル「ガラスの城」に主演し、松本清張作品に初挑戦することが30日、分かった。

約8年ぶりの共演となる木村佳乃(47)と社会派ミステリーを演じる。

エリートが集う一流商社に渦巻く人間の欲望と闇を描く。波瑠は、出世とは縁遠い地味な一般職の的場郁子を演じる。社員旅行先で部長が殺された事件に興味を持ち独自捜査に乗り出すが、同時に木村演じる出世頭の“バリキャリ”三上田鶴子もSNS上で推理を展開。2人が抱えた秘密とともに、事件の真相があぶり出されていく。

初の清張作品となる波瑠は「最初はドギマギしました」と緊張を明かしつつ、「これまで何作品もご一緒させていただいた大森美香さんが脚本を手がけてくださると聞き、『じゃ、大丈夫です!』(笑い)」と出演を決意。木村とは大森さん脚本のNHK連続テレビ小説「あさが来た」で共演しており、「今回またご一緒できてうれしいです! 佳乃さんは太陽みたいな方で、現場に入られると、空気がパーッと明るくなるんです」と再会を喜ぶ。

木村は波瑠の役どころに「今まで見てきた波瑠さんとはガラッと雰囲気が変わって、まさに的場さんそのものでした!」。本作は現代の商社を舞台にした“令和版”「ガラスの城」となる。波瑠は「撮影では『誰もが犯人に見える』ということを目指して頑張っております」と意気込んでいる。