脚本家の山田太一(やまだ・たいち)さん(本名石坂太一=いしざか・たいち)が11月29日に老衰のため、川崎市内の施設で亡くなったことが1日、分かった。89歳。フジテレビが発表した。山田さんが手がけた代表作の1つ、TBS系で83年にスタートした連続ドラマ「ふぞろいの林檎たち」に出演していた、女優高橋ひとみ(62)が1日、自身のインスタグラムを更新し、山田さんを追悼した。

高橋は山田さんの著書「ふざろいの林檎たち4」の表紙をアップ。「『ふぞろいの林檎たち』は私のドラマのデビュー作でありいまだに越えることのできない大切な作品です。寺山修司さんがお亡くなりになる前に直接山田太一さんにお願いして伊吹夏恵という役を作っていただきました」と当時を振り返った。

続けて「寺山さんに『この役は素晴らしいからこれで女優としてやっていけなければ辞めなさい』と言われたことをいまも思い出します。今こうしてお仕事を続けさせていただけるのも山田太一先生のおかげです。初めていただいた年賀状に『ご自分を大切に』と書かれていました。常にこの言葉が私の中にあります」と感謝をつづった。

高橋は「寺山さんと久しぶりにお会いしておしゃべりしていらっしゃるのでしょうか。山田太一先生本当にありがとうございました。心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。