13年のアニメ映画「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)、15年「心が叫びたがってるんだ。」(ここさけ)、19年「空の青さを知る人よ」(空青)を手がけた、長井龍雪監督、脚本の岡田麿里氏、キャラクターデザインの田中将賀氏が4年ぶりに集結した、オリジナル長編アニメーション映画最新作「ふれる。」が24年秋に全国公開することが5日、決定した。

3氏は、11年にフジテレビ系で放送された深夜アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を製作。ユニット「超平和バスターズ」として、“心揺さぶる”青春三部作として知られるアニメ映画「あの花」「ここさけ」「空青」を手がけた。

「ふれる。」は、不思議な生き物の力で、それぞれの気持ちを口にしなくても心が繋がっていた幼馴染の青年3人組を描く。コミュニケーションが複雑化する現代で、人と人との本当のつながりを教えてくれる、3人と1匹の物語だ。

ティザービジュアルで3人の青年が運んでいるバケツの中や、特報のラストには一見、ハリネズミのような不思議な生き物の姿が映し出される。そして特報映像は、人物たちそれぞれの手のカットが重なり、人と人とのつながりを描きながら、やがて知ることになる世界の秘密と、痛みという言葉が一体どんな“謎”を秘めているのか、さまざまな想像を掻き立てられるものになった。

長井監督は、コメントを発表した。

「『あの花』『ここさけ』『空青』秩父を舞台にした三部作が完結し、4年の月日が経ちました。脚本の岡田さん、キャラクターデザインの田中さんと共にまた新たに物語を作りたいという思いが叶い、今日に至ります。今回の舞台は東京。言葉で上手くコミュニケーションできない少年が不思議な力を持つ生き物と出会い、それにより繋がった三人のお話です。アニメーションで不思議な出来事が起こるのは幼少期や少年期が多いように思いますが、本作は不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年達の物語。通常だったら主人公になりえない人物にフォーカスしています。幼い頃と大人になってからの関係性の変化は誰しもが経験するもの。長く一緒にいるとつい相手を分かった気になり発言してしまったりもしますが、ちゃんと相手に直接気持ちを伝えてみよう、そんな風に感じてもらえる作品になっていたらと思います。鋭意製作中ですが、皆様にお届けできる日を楽しみにしています」