女優でタレントの立花理佐(52)が、このほどニッポン放送「森田健作 青春の勲章は くじけない心」(24年1月8日、月曜午後6時20分)とNACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(24年1月7日、日曜午前6時30分)の収録に参加した。

直腸がんで2020年(令2)に子宮などの摘出手術を受けていたことを先月末に発表。以来、初めての公の場となった。「コロナ禍の20年5月に病院に行って直腸がんが分かりました。ステージ3でした。放射線、抗がん剤治療でがんが消えることを願いましたが、無理で10月に手術しました。手術は13時間かかって子宮、卵巣とか取れるものは全部切除しました」と話した。

コロナ禍とあって家族の見舞いもままならず、病院内のコンビニにも人がいなくなる夜中しか行けなかった。「入院は1カ月、廊下を1万歩、歩くリハビリから始めました」と振り返った。

今年、10月の検診で3カ月ごとを6カ月ごとにしていいと言われた。「それで公表しました。それまでは毎日、泣いていましたが、今はスッキリ。これからは早期の検診をアピールするのが、私の使命」と話した。

立花は1987年(昭62)4月に「疑問」でアイドル歌手デビューした。この日、ニッポン放送で共演した西村知美(52)は同じレコード会社の1年先輩で公私ともに仲がいい。立花は「私が妊娠した時は、病院を紹介してくれて、連れて行ってくれました。智美ちゃんの旦那さまも一緒で、うちの旦那さまより先に私の妊娠を知りました」と笑った。

NACK5で共演した酒井法子(52)は、同じ87年デビューのライバルだった。レコード大賞最優秀新人賞は立花が受賞したが「私、受賞は法ちゃんって聞いてたんですけどね」と振り返った。

森田は「がんは早く見つけることが大事。理佐ちゃんは笑顔だけど奥深いことを言っている。これからも元気に頑張って」。立花は「これからはお休みしていた芸能活動を頑張りたい。知美ちゃん、法ちゃんと、一緒に歌えたらいいですね」と話していた。

◆立花理佐(たちばな・りさ)1971年(昭46)10月19日、大阪府生まれ。86年「第1回ロッテCMアイドルはキミだ!コンテスト」でグランプリ。87年1月、TBS系連続ドラマ「毎度おさわがせします3」で女優として主演デビュー。同年4月に「疑問」で歌手デビュー。同年の日本レコード大賞最優秀新人賞。2000年(平12)に元モデルの松永信之氏と結婚。04年10月に第1子となる長男出産。