お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建(51)が29日放送のフジテレビ系「全力!脱力タイムズ」(金曜午後11時)に覆面姿でサプライズ出演した。渡部は20年6月に不倫騒動で芸能活動を自粛し、22年2月に活動を再開していたが、地上波の全国放送は約3年半ぶりの復帰となった。

渡部は番組で、覆面コンビ「THEコンプライアンス」として登場した木下隆行(51)木本武宏(52)とともにネタを披露。パワハラや投資トラブルなどの自虐ネタに「ちょっとした軽はずみがとんでもないことになるんだぞ!」などとキレのあるツッコみでスタジオを沸かせた。

渡部の出演はMCの有田哲平しか知らないサプライズで、ゲスト出演したサンドウィッチマン伊達みきおは「うぉー!なんちゅう3人だよ。びっくりした」と驚きの声を上げた。ネタ中に渡部は「とにかく、まずここに俺らが立てていることをありがたく思わなきゃダメ!いろんな人が頭を下げて、いろんな人が本当に頑張ってくれてここに立ててる。俺らにできることは本当にもう、感謝を忘れず!謙虚に!ひた向きに!今できることを一生懸命!1人でも、誰か1人でも他人の役に立つ人生にしなきゃダメだろ!」と木下と木本、そして自分に言いきかせるように強くツッコみを重ねていった。

渡部は「お笑いを昔やっていたスタッフ」という設定で、ネタ終了後もマスクを取ることはなかった。ネタ後には、有田から「食リポとかもできんの?」と振られ「まあちょっとだけ…。漫才とかよりは得意ですね」と話し、笑いを誘った。有田が「お笑いはもうやらないのか」と聞くと、渡部は「僕もパートナーがいまして、ちょっとそのパートナーがあんまり乗り気になっていない」とスタジオを笑わせた。番組終了間際には「皆さん本当にありがとうございました」と深く頭を下げた。