昨年大みそかに放送された「第74回NHK紅白歌合戦」第2部(午後9時)の平均世帯視聴率が、関東地区で31・9%(関西地区32・5%)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。過去最低だった21年の34・3%から2・4ポイント下げ、過去ワーストを更新した。
午後7時20分からの1部は、29・0%(関西地区%27・5)で、初めて30%を割った。個人視聴率は第1部で22・0%(関西地区21・3%)、第2部で23・5%(関西地区25・6%)だった。
番組では司会を有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波らが務めた。前半は初出場の新しい学校のリーダーズで幕を開け、ano、乃木坂46、Stray Kids、NiziU、郷ひろみ、SEVENTEEN、大泉洋らが登場。生田絵梨花とかまいたち濱家隆一によるユニット「ハマいく」も企画出演した。
後半では、日本レコード大賞も受賞したMrs.GREEN APPLE、TWICEの日本人メンバーによるユニット、MISAMO、伊藤蘭らが登場したほか、企画コーナーでNew Jeans、ディズニー100周年記念メドレー、クイーン+アダム・ランバート、YOSHIKIらも出演。終盤では有吉が藤井フミヤと「白い雲のように」を披露し、最後は白組の福山雅治、紅組のMISIAがトリとして締めくくった。優勝は紅組だった。
今回は旧ジャニーズ事務所勢の出場がなかったことでも注目を集めていた。過去の紅白歌合戦の平均世帯視聴率(関東地区)は次の通り。
22年 35・3%
21年 34・3%
20年 40・3%
19年 37・3%
18年 41・5%
17年 39・4%
16年 40・2%
15年 39・2%
14年 42・2%
13年 44・5%
12年 42・5%
11年 41・6%