野球漫画「4P田中くん」「風光る」「Dreams」の原作者で知られる七三(なみ)太朗さん(本名:千葉樹之、ちば・しげゆき)が亡くなったことが9日、分かった。79歳だった。「月刊少年マガジン」公式サイトが報じた。

公式サイトは「先生の訃報が、本日1月9日に届きました。謹んで哀悼の意を表します。七三太朗先生は原作者として、週刊少年マガジン、月刊少年マガジンで『風光る』『Dreams』『天のプラタナス』など、数多くの名作をご執筆いただきました。両誌のみならず、先生の漫画界への貢献は計り知れません」とつづった。

さらに「先生の残した作品群は、これからも読者の胸を熱くし、心に灯をともし続けるでしょう。 七三太朗先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。講談社 月刊少年マガジン編集部」と締めくくった。

七三さんは四人兄弟の末弟。長兄は漫画家のちばてつや、次兄は「ちばてつやプロダクション」元マネジャーの千葉研作氏(元漫画家)、三兄は漫画家の故ちばあきおさん。作画の川三番地氏との名コンビで野球漫画「4P田中くん」「風光る」「Dreams」を世に送り出した。