爆笑問題の太田光(58)が3日、MCを務めるTBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。自身が過去、週刊誌を訴えた裁判を振り返った。
この日同番組では、タレントのデヴィ夫人(84)が2月27日、自身が代表理事を務めていた一般社団法人をに関する「週刊文春」の報道をめぐり、「事実無根」などとして、関係者らを名誉毀損(きそん)及び信用棄損の罪で刑事告訴したと発表した件を取り上げた。
報じられた側の芸能人らが最近、週刊誌側を次々訴えている話題になり、元衆議院議員のタレント杉村太蔵が「こういった、著名人が週刊誌を訴えるといえば、直近で最初なのは太田さんだと思うんですけど。実際、裁判は3~4年かかったですもんね」と、太田が18年、「週刊新潮」に日大芸術学部の”裏口入学疑惑”を報じられて新潮社を提訴し、22年1月に同社側に440万円の支払いを命じた一審判決が確定して勝訴した件にふれた。
太田は裁判について「めんどくさいしね」などとぼやきつつ、「あの時は僕ももちろん訴えたわけですけども、うちの社長(妻で所属事務所タイタン社長の太田光代氏)ですよね、事務所が“タレントの価値を下げる…一言でいえば営業妨害じゃないか”ということで(訴えた)」と話した。 そして「僕は”裏口をやってる”って書かれたんだけど、おれはおれで、弁護士からも社長からも“係争中は黙ってろ”と言われたんだけど、やっぱり黙ってられないんだよね。そうすると、“あんたがそれをネタにしちゃうとまたそれを利用してるって法廷で言われちゃうから”って(社長らが)言うんだけど、黙ってられなかったね~」と続けた。
相方田中裕二が「裁判でも黙ってられなかったからね」とつっこむと、太田は「裁判でもふざけちゃって。法廷侮辱罪とか言われちゃったりして」。そして「結局何が大事かというと、僕はタレントとしてのパフォーマンスが裁判の勝ち負けよりも優先したからそうなったし、それぞれどうするかというのは、それぞれの判断だと思うんですよね。黙ってるのもまたひとつの方法だと思うし」などと週刊誌を訴えた後の芸能人側のスタンスについて、私見を話した。