女優菜々緒(35)と横澤夏子(33)が7日、都内で「BeliEVE Project 発足イベント」に出席した。

「女性だから」という理由でキャリアが中断されてしまうことに、菜々緒は「大学時代からこの仕事を始めて、ちょうど10年目に壁にぶつかった。結婚、出産はしてないが体がしんどくなった。卵巣にチョコレート嚢胞(のうほう)というのがあって、それが大きくなって来て体を休めなくちゃいけないと思ったのが10年目だった。みんなで支え合っていく世の中になれば」。さらに「女性は月に1回(生理で)体の変化がある。フェアじゃないですよね。でも、そこで頑張ってしまう。もっと、自分を大切にしてほしい」と呼びかけた。

◆チョコレート嚢胞(のうほう) 子宮内膜症の1つで、古い血液が体外に排出されず、チョコレートのようになって卵巣内の嚢胞にたまり炎症を起こしたもの。どのようなことが原因で生じるのかは分かっていない。20代から30代に多く、腰痛や性交痛、排便痛などを引き起こす。嚢胞が破裂すると強い痛みが生じる場合がある。不妊症の原因となるほか、卵巣がんのリスクも高まる。治療にはホルモン療法や手術で嚢胞を取り除く方法があるが、手術には卵巣機能を低下させるリスクがある。

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