アニメ「ちびまる子ちゃん」のナレーションを務めるきむらきょうや(木村匡也)が11日、X(旧ツイッター)を更新。4日未明に亡くなった主人公・まる子役の声優TARAKOさん(本名非公表)を悼んだ。

きむらは「コロナ禍での収録 全員が一緒にそろって収録することが出来ない『抜き録り』新参者のワタシ 大先輩ばかりの中でオロオロ戸惑っていたとき救いの手を差し伸べてくれたのはTARAKOさん、あなたでしたね」と、同アニメの台本を手にした写真とともに回想。「本当に本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

きむらは前日の投稿でも、TARAKOさんらと一緒に撮した写真をアップし、「TARAさん いつも『ねえ、写メ撮ろうよ?』そう言ってスマホで他の出演者の皆さんとのグループショットを撮ってくれましたね『この人があの木村匡也さんだよ』と言いながら皆さんと仲良くなるチャンスを作ってくださったこと どれだけ助かったことか…本当にありがとう、ありがとうございました」とつづっていた。

きむらは21年4月、同アニメのナレーションを、前任のキートン山田から引き継いだ。

TARAKOさん(本名非公表)は4日未明に63歳で死去。群馬・太田市出身。死因は明らかにされていない。81年にアニメ「うる星やつら」で幼稚園児役として声優デビュー。90年1月7日にまる子役として「ちびまる子ちゃん」がスタート。同アニメは、最高視聴率39・9%、平均でも25%を獲得し“まるちゃんブーム”を巻き起こし代表作となった。