歌手竹川美子(みこ=45)が、今月20日にデビュー20周年記念の新曲「お酒がいいの冷やがいい」を発売する。23日には東京・渋谷の伝承ホールでゲストに親友あさみちゆき(46)を迎えてコンサートを開く。「恩師の叶弦大先生に作曲していただきました。女性が酔ってかわいらしく甘えたり、すねたり。演歌というより歌謡曲、歌い出しが<歌詞>ちょっとちょっと 今夜は ってインパクトがある。若い女性にカラオケで歌っていただけたらうれしいですね。お酒は焼酎が好き、基本的に楽しいお酒ですね」と話している。
「お富さん」「赤いランプの終列車」などで知られる、昭和の大歌手春日八郎の後援会長を務めた、父親の影響で歌好きに育った。1995年(平7)にNHKのど自慢で優勝。高校卒業後の97年に叶氏に弟子入り、03年のデビュー曲「江釣子のおんな」は20万枚のヒットになった。「アッという間にも感じますけど、20年という数字を見ると重いなと思います」。
98年から静岡・伊豆長岡で内弟子生活。デビュー後も20年間住み続けた。「旅館に住まわせていただいて、日本舞踊やお三味線の稽古もさせてもらっていました。叶先生は怖い感じに見えますが、すごく優しいんです。間違ったことあったら、怒られますけど。東京でお仕事の時は“新幹線通勤”だったんですが、午後9時にNHKで生放送が終わったら最終電車で帰るっていう感じ。歌手仲間とご飯とかも一緒に行けずに大変でしたが、いろいろ勉強させていただきました」。
16年には、声帯に結節ができて声が出なくなった。「どうやって歌っていいか分からない状態になって、パニックになりました。舞台に立っても泣きそうなぐらいで、こんなんじゃないと歌いたくなくなっちゃいました。自然と治るまで2年ぐらいかかりました」と振り返った。
18年からは東京で1人暮らし。昨年8月には演歌歌手の六本木ヒロシ(45)と結婚した。「1人でいるのもいいけど、1度は結婚したい、縁があったらと思っていました。仕事で会えないこともありますが、同じ仕事ですから互いに理解し合っています」。
人生の伴侶を見つけ、20周年を迎えたことで、仕事にもさらに意欲がわいた。「演歌だけじゃなく歌謡曲も歌ったように、自分のレパートリーを増やしていきたいですね。これまでやって来た日本舞踊や三味線も皆さんに披露していきたい。お芝居とか、あと落語もやったことあるんでチャレンジできたら。外国でも歌ってみたい。台湾はあるんですけど、韓国、あとアメリカに行ってみたいですね」と話している。
20周年、歌手として“成人”。大きな飛躍の時を迎えようとしている。【小谷野俊哉】
◆竹川美子(たけがわ・みこ)1979年(昭54)1月6日、広島県生まれ。1991年(平3)NHKのど自慢・広島江田島町大会に出場し優勝。チャンピオン獲得。テレビ番組で作曲家・叶弦大氏と出会って97年から師事。98年から静岡・伊豆長岡で内弟子生活。03年に「江釣子のおんな」でデビューし、20万枚のヒット。日本レコード大賞・日本作曲家協会奨励賞など受賞多数。夫は演歌歌手六本木ヒロシ(45)。エフエム伊豆「竹川美子のドレ美子ソラシド」(水曜午後8時30分)のパーソナリティー。



