落語家立川晴の輔(51)が14日、日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時30分)の大喜利コーナーに新メンバーとして初出演した。

大喜利開始前のあいさつでは「新しい着物の色は、木久扇師匠の薄い色ですかね? ですので“薄味のラーメン”ということでよろしくお願いします」と前任の林家木久扇に絡めてコメント。続いてあいさつした三遊亭好楽(77)からは「隣に引っ越して来てくれた晴の輔さんからまだ引っ越し祝いもらってない。あ、そうだ、今日終わってから飲みに行こうよ。ごちそうしてよ」と突然振られ、晴の輔は「してよ!?」と思わず二度見。さらに「その後カラオケね」とお願いされると、「それも、ごちそう?」とタジタジになって笑わせた。

1問目は江戸川柳「うららかさ しきりに銭が 欲しくなり」の「欲しくなり」の部分を生かした「変え川柳」。一番に手を挙げ「今の僕です。『緊張で 水が1杯 欲しくなり』」と心中を表現し、観客の拍手を集めていた。

晴の輔の加入は7日放送の「笑点」で発表。3月末で勇退した林家木久扇の後任で、落語立川流のレギュラーメンバー就任は、初代司会者の立川談志以来55年ぶりとなった。

晴の輔はBS日テレ「笑点 特大号」の若手大喜利コーナーで活躍しており、19年には三遊亭円楽の代演として「笑点」にも出演したことがある。これで「笑点」メンバーは、晴の輔と司会の昇太をはじめ、三遊亭好楽、三遊亭小遊三、林家たい平、桂宮治、春風亭一之輔、座布団運びの山田隆夫の布陣に。東京・江戸落語界に分かれている4つの団体、落語協会、落語芸術協会、落語立川流(立川流)、五代目円楽一門会(円楽党)の全ての落語家がそろう史上初の構成となる。