今田美桜(27)が主演を務める、日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」(土曜午後9時)の第1話が13日放送され、平均世帯視聴率が7・8%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・6%。

同作は、池井戸潤氏の小説が原作で、14、15年にも杏主演でドラマ化されたヒット作で、同名新作小説をもとに、主演の今田ら新キャストを迎えたストーリー。大手銀行の窓口係から本部臨店班に異動した今田演じる花咲舞が、訪問先の支店で毎回巻き起こる事件や不祥事を解決していく。

挿入歌のスローバラード「いつか叶えたくて」はTikTokなどで活躍するインフルエンサー、あかせあかりが歌うなど、各方面から注目を集める話題作となっている。

▼第1話あらすじ

東京第一銀行羽田支店の窓口係を務める花咲舞(今田)は、ある日突然、人事異動を言い渡された。異動先は本部の支店統括部臨店班。相棒の相馬健(山本耕史)のやる気がないのは気になるが、エリート女性行員、昇仙峡玲子(菊地凛子)に憧れを抱いた舞は、本部への大ばってきと大張り切り。

最初の臨店先は、古巣の羽田支店で、苦手な先輩根津京香(栗山千明)と再会。臨店の仕事とは支店で起きた小さな問題の解決と指導、皆から嫌われる、誰もやりたがらないものだと知り、舞はショックを受ける。

がっかりしながら迎えた臨店2日目。臨店班宛に、羽田支店の藤枝支店長(迫田孝也)と取引先である株式会社エトランの癒着の調査を求める内部告発のメモが届く。

送り主はこの支店の誰かに違いないと、舞と相馬は行員たちに聞き取り調査をすることに。昨年までエトランの融資担当をしていた根津に話を聞く中で、舞は根津が何か知っているのではないかと察するが、支店長のイエスマンである根津は、「存じません」の一点張りで話にならない。

根津の態度を不審に思いながらも、聞き取りを終えた舞たちは、エトランのクレジットファイルを確認。決算書類を見ていくうちに、藤枝が支店長になって間もなく、業績に見合わない2億円もの融資を実行していたことを発見。さらに、そのすぐ後に、1000万円の不審な外注費が支払われていることが判明した。

告発文の真相に近づいているようだが、書類を見る限り、これ以上のことはわからない。すると舞は「直接聞いてみるしかないってことですよね」と、支店を飛び出し…! すぐ諦める相馬健と、絶対に諦めない花咲舞。臨店班コンビが銀行のトラブル解決に動き出す。