元テレビ朝日社員の玉川徹氏(60)が30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。自民党が28日に衆院3補選で全敗したことをうけ、「自民党がダメになっちゃわないシナリオ」について持論を述べた。

玉川氏は今後の自民党の道筋について「自民党がダメになっちゃうシナリオじゃないシナリオがあるとすれば、“誰かが泥をかぶる”ということはありうるかなぁ、と思った」と話した。

玉川氏は、かつて安倍派の源流となる清和会会長を務め今も影響力が指摘される森喜朗元首相(86)と思われる人物について語った。

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、安倍派(清和政策研究会=解散決定)でキックバックが再開された経緯がいまだにあやふやな部分があるまま。玉川氏は「それをかぶるんだったら、現役(政治家)にかぶらせるわけにはいかないから、いわゆる”議員じゃない、退いている人”が『実は私がやりました』と本当の理由じゃないかもしれないけど、ダメージの少ないような理由を言って『私が悪いんです。復活させたのも私です』という」と実名をあげずに語ると、画面中のVTRには森氏の画像が大きく映しだされた。

最後に玉川氏は「それをふまえて自民党が『法改正について野党が考えていることと同じぐらいのことをやります』と言えば、この問題は争点が消えたんだと思います」と話した。ただし、玉川氏は「でも、多分かぶるとしたらこの人だろうという人は『私は知りません。知らないものは知らないとしかいいません』っていう風な話じゃないですか」とぶぜんとした表情のまま語った。