タレント鈴木紗理奈(46)が30日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に出演。26日に94歳で死去したウエディングドレスなどブライダルデザインの第一人者として知られる桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんを追悼した。

鈴木は「女子ってお姫様願望というか、一度はこんなふうに王子様にエスコートされて、こういう服を着てって。小さい頃に見た絵本とか、物語に出てきて一度は夢見た事があると思う」と語り「桂由美さんがドレスを作って、選べるようになって。結婚式では夢を叶えられるってなって。その結果結婚式って女の人のものよねって。今はしない人も多いと思いますけど、結婚式=女性のものにしてくれた方だとも思っている」と話した。

続けて「女性が夢を叶える場。これまで人生で成りたかったものとか、されたかったことを叶える場っていうのにすごく桂由美さんが先導してくれたと思って。女性の味方の代表みたいな印象ですね。時代がそうじゃない中、率先してそういう、女性とは、美しさとはというのを作ってくれた。女性はみんなリスペクトしていますね。感謝しています」と話した。

桂さんの訃報はこの日、株式会社ユミカツラインターナショナルが発表した。「1965年以来ユミカツラのクリエイティブディレクターを務めてきた桂由美(かつら・ゆみ/94歳)の逝去を発表します」と伝えた。1965年(昭40)にはウエディングドレスの着用率が3%だったというが、現在では90%以上の花嫁が着用するようになったという。

◆桂由美(かつら・ゆみ)本名結城由美(ゆうき・ゆみ)1930年(昭5)4月24日、東京都生まれ。64年に日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始。翌65年、日本初のブライダル専門店をオープン。日本のブライダルファッション界の第一人者としてパリやニューヨークなど世界各国30以上の都市でショーを行い、「ブライダルの伝道師」とも称される。93年に外務大臣表彰、2019年には文化庁長官表彰を受賞。23年11月には、結婚式におけるウエディングドレスという分野を確立し、日本のシルクの美しさや魅力を世界中に広く周知し、絹文化の発展に貢献した功績は偉大として蚕糸功労者最高賞「恩賜賞」を受賞。

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