上方漫才協会の中田カウス会長(75)が1日、大阪市・千日前のよしもと漫才劇場で「よしもと漫才劇場10周年記念&森ノ宮よしもと漫才劇場4周年記念」記者会見に出席した。
両劇場は、吉本の若手漫才師が芸を磨く場として作られた。M-1グランプリ王者の霜降り明星、ミルクボーイら多くの若手が育っていった。
カウスは登場するなり、「私が粗品の教育者です。なかなか言うこと聞きよらへん」。すっかり“暴言”が板についてしまっている霜降り明星の粗品を持ち出して笑いを誘った。
カウスは「『10年続きますか』と言われたが、見事に10年を達成した。20年、30年、50年と続いてほしい。10年でたくさんの子供が巣立っていった」と感激。目をかけている芸人については「それは挙げられないな。それぞれに持ち味がある」と、特定の名をあげるのは避けた。
同劇場の強みについては「お客さまにも立地にも恵まれている」と話しつつ、「変化が大事。次から次に若い子が登場しますし、先輩たちは負けないように新しいネタを作る。いつも変化しているのがよしもと漫才劇場。今後ともよろしくお願いいたします」と語った。
観客からの質問にも応じ、「漫才とは?」と聞かれると、「ひと言では答えられない。我々にとって漫才は命です」と断言した。
同劇場を卒業した見取り図盛山晋太郎も、劇場の向かいにある聖地・なんばグランド花月の出番合間にお祝いに駆けつけた。
カウスから「楽屋番長と言われて、後輩をいじめまくっていた」とイジられた盛山は「師匠は吉本の番長じゃないですか」と逆ツッコミ。息の合ったところを見せつけながらも、「“おしょう”あっての10年」とカウスの功績をたたえていた。



