坂本昌行(54)が、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「MURDER for Two」(11日から、東京・EX THEATER ROPPONGIなど)ゲネプロ取材会に出席した。

俳優海宝直人(37)と坂本の2人が計13人のキャラクターを演じ分ける二人芝居で、1台のピアノを前に繰り広げられる抱腹絶倒のサスペンスコメディー。2人はピアノ伴奏をしながらせりふを発する弾き語りも披露する。

2人は22年の公演以来、3年半ぶりのタッグ。11役を演じる坂本のせりふ量は膨大で「いろんなキャラクターを演じる中でせりふを忘れることもあったんですけど、海宝君が僕のせりふを覚えてくれていて」と、“パートナー”に感激。今作のテーマの1つでもある「パートナーシップ」を地で行く関係性となった。

海宝について「地頭が良い」とし、「言われたことをすぐに自分のものにできる。ぼくは練習していかないと自分のものにできないのですが、(海宝は)翌日にできる」とリスペクト。「それなのに僕のせりふも覚えている。2人じゃなくて1人で良いんじゃないかと思いました」と、自虐的なジョークを交えて笑いを誘った。

これに海宝は恐縮しきり。坂本について「作品に対する姿勢も違ければ、(役によって)声も歩き方も変化する。作品への誠実さは見習わなければいけない」と敬意を表した。

坂本はこの1年で3本のミュージカル作品に出演。「ホリデイ・イン」「ブラック・ジャック」と異なる作風、キャラクターを演じ続け「役者冥利(みょうり)に尽きる1年だと思いました」と回想。その一方で多忙を極め「今後はゆっくりしようかなと教訓になりました。脳みそが1個なのでせりふを覚えるキャパシティーも決まっている。脳みそを休ませる時間も大事かなと学びました」と苦笑していた。

舞台は6、7日にパルテノン多摩大ホールでプレビュー公演も開催される。