国内外のトップコメディアン、プロデューサーが集結し、笑いを通して大阪の魅力を発信する大阪にぎわい創出事業「OSAKA COMEDY FESTIVAL」が15~21日まで、大阪市内で行われた。

大阪文化芸術創出事業の23年「ワラウナンバ」、24年「ワラウオオサカ」もプロデュースしたNON STYLE石田明によるノンバーバルコメディー「CHALLENGE」や、笑いとサーカスを融合させた「OSAKA COMEDY CIRCUS DOBA!DOBA!」、平成ノブシコブシ吉村崇による「KOREA COMEDY LIVE」、世界的人気を誇る「ゴットタレント」シリーズの「JAPAN’S GOT TALENT」、ドラァグクイーンのパフォーマンスなどさまざまなイベントが行われた。

16日には、ピン芸人のケンドーコバヤシ、お笑いコンビ笑い飯西田幸治、ウエストランド井口浩之、三四郎小宮浩信、真空ジェシカ川北茂澄、ブラックマヨネーズ吉田敬、ぼる塾あんり、ロングコートダディ堂前透が、ランダム抽選で15分間のツーショットトークを繰り広げる「TALK SESSION DUO」に出演した。

パリ五輪柔道混合団体のルーレットを思わせる組み合わせ抽選で決まったトップバッターは吉田と川北。「お互いの第一印象」と言うお題だったが、早々に下ネタに脱線した。

2話目は井口と堂前の組み合わせとなり、井口がいつものように吉本芸人に毒を吐きまくった。

ケンコバとあんりの組み合わせとなった3話目。下ネタへと突入したが、彼氏のいないあんりがボヤキながらもケンコバにときめく、まさかの展開となった。

4話目で2回目同士の組み合わせが成立。あんりと堂前が登壇した。ただ、「色」というお題が難しかったのか、ぎこちないトークに。あんりは「楽屋でも全然話あわないんだろうな」と苦笑した。

5話目は堂前と川北。「好きなタイプ」というお題だったが、なぜか往年の名ギャグの会話になり、2人が新ギャグを開発するという流れになった。

ここまで登場していないのは西田と小宮。次の6話目が最終話で、組み合わせは西田と吉田となった。選ばれることがなかった「三四郎小宮」をお題にトークを始めたが、吉田が「チケット高いやん? 小宮を見に来た人もおるやろ? 来る?」と小宮を呼び込み、3人で地元の話題で盛り上がった。

終了後、ケンコバは「1回しか出てない。2~3回やりたかった。コイツとしゃべりたいなっていうのもありましたし」と残念がりながら、「イヤなヤツもいましたけどね。井口。しゃべりたいけど、耳の形が怖いんですよ」と笑わせた。

一方、西田も「全然やりたりん」と不完全燃焼の様子。ケンコバと一緒に“やらせ”感満載の抽選システムをイジり倒した。

MCを務めたザ・プラン9の浅越ゴエは「見たことない組み合わせが多くて新鮮でした。仲良し同士も盛り上がりますけど、『この2人って接点あるのかな』っていう中で、2人のお笑い芸人同士で盛り上げようというのがワクワクしました」。配信がないのをいいことに冒頭から下ネタ全開だったことには「そんなジャンルのことしゃべっていいんだ」と心配もしたが、ケンコバは「僕は配信あっても変わらないですよ。あんまり気にしてないです。もう終わりましたけど『(ライオンの)ごきげんよう』に出てもしゃべれます」と大阪府・市絡みのイベントだろうがお構いなし。千原ジュニアとの読売テレビのトーク番組「にけつッ!!」などトークはお手のものだが、「またやりたいね。人も替えれるし」とトークセッション デュオの面白さを見いだしていた。

これまでにも、お笑いコンビの相方を入れ替えた漫才などが行われているが、「アイツと漫才やってみたかった」というような指名に基づいたものが多い。抽選によるトークセッション デュオは爆笑だけでなく、なんとなく気まずい雰囲気やお題関係なしの脱線ぶりなど、組み合わせ次第でさまざまな笑いの化学反応が楽しめるだけに、今後もさまざまなお笑いイベントで取り入れられそうだった。【阪口孝志】