俳優の佐藤二朗(56)と渡部篤郎(57)が2日、都内で行われた、映画「爆弾」(31日公開、永井聡監督)舞台あいさつに登壇し、渡部が壇上で涙する一幕があった。

作品は呉勝浩氏の同名ベストセラー小説を実写映画化したリアルタイムサスペンス。東京のどこかに“爆発予定の爆弾”が仕掛けられたという前代未聞の事態のなか、山田裕貴(35)演じる刑事・類家と、佐藤演じる謎の男・スズキタゴサクの取調室での攻防と都内各地での爆弾捜索の行方を同時進行で描き出す。渡部は類家の上司・清宮を演じた。

佐藤は山田をはじめ伊藤沙莉(31)や渡部篤郎(57)ら、第一線で活躍する俳優との共演が充実の日々だったという。「毎日妻に『楽しいわ、今』と妻に報告していました。本当に濃密な3カ月間でした」と興奮気味に語った。

佐藤と長い付き合いのある渡部は、作品への思いを問われると言葉を詰まらせ壇上で涙した。佐藤は「なんで~。もらい泣きしちゃう」と寄り添い「渡部さんの主役の作品を僕が脇で出ることが多くて」と2人の歴史に触れた。「(渡部が)電話で『お前のこと支える側に立ててうれしい』と。(涙は)それを思ってだと思うんですけど、いきなり泣き出すからビックリしちゃった」と支えた。渡部は目を赤らめ「『スズキタゴサク』という役は二朗にしかできないと思ったし、大切な作品に出させていただけて感慨深いものがありました。すみません」と涙を拭った。