12日に、92歳で亡くなった歌手郷ひろみ(70)の母、原武輝代さんの告別式が17日、東京・桐ケ谷斎場で執り行われた。

喪主を務めた郷は所属事務所を通じ、告別式で読み上げた母への手紙の内容を発表した。

◆以下、手紙内容

拝啓 原武輝代様

あなたのしつけは本当に厳しかった。僕が郷ひろみになる前から、ずっとずっと。

「簡単に弱音を吐いたら、お母さんは怒るよ!」

あなたの笑顔が見たいから、僕は頑張ることを覚えました。

「自分に足らないものがあるなら、黙って学びなさい」

あなたを哀しませたくないという想いが、僕に向上心を芽生えさせました。

「人をねたまないこと。すべての結果は自分の中にあるから」

僕は人と比較はしない。自分を強く持たなければ人を幸せにできないと教えてくれたのは、あなただから。

「ファンのみなさんがいなければ、あなたは何者でもないんだよ」

「そんなことわかってるよ」

「だったら、今よりもっともっとファンを大切にするという気持ちを、毎日、積み重ねていきなさい。あなたの歌を心待ちにしている人たちのことを想いながら。それが郷ひろみという人間よ」

いくつもの教えは、人として“当たり前“のことばかり。あなたは、そんな“当たり前“の大切さを、大人になった僕に、時に言葉で、時に手紙で伝え続けてくれた。

あなたは先生だった。あなたは誰よりも僕のファンでいてくれた。そして僕のたったひとりのおふくろだった。

永い眠りについたあなたの姿は美しく、やさしかった。

お母さん、どうか天国で安らかに過ごしてください。僕はもうしばらく、あなたと歩んできた道の先へと歩き続けるから。

最後の行には、僕の、いちばん大切な言葉をつづります。

あなたがいたから僕がいた 心の支えをありがとう

あなたの息子 原武裕美より