元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏が20日、X(旧ツイッター)を更新。この日、73歳で亡くなったことが公表された、ギタリスト椎名和夫さんを追悼した。
椎名さんは主に80年代に山下達郎のバンドやサポートで参加した他、中森明菜の86年の大ヒット曲「DESIRE-情熱-」を編曲したことで知られる。また近年はミュージシャンの著作権保護などの問題に向き合い、特に実演者や製作者の権利を守る著作隣接権の保護を訴える一般社団MPNの理事長などを務めながら、ミュージシャンの権利保護や支援活動に尽力した。訃報はこの日、達郎のバンドに長年参加しているキーボーディスト難波弘之氏の公式Facebookや、椎名氏が参加していたロックバンド、ムーンライダーズの公式Xで報告された。
岸氏は「椎名和夫さんが亡くなった。。。」と切り出すと「ミュージシャンとしての経歴も凄いけど、MPNの設立など隣接権者(実演家)の地位向上に尽力してきた、本当に尊敬できる人だった。去年秋に久しぶりに一緒に食事して、癌患者どうしまだ頑張ろうと話したのが最後になるとは。本当に悲しい」と、がんを患った同志であることも紹介。「椎名さんの遺志を継いで音楽業界を更に良くするのを頑張らなくては」と胸中をつづった。
椎名さんは70年代初頭、鈴木慶一らが結成した日本語ロックの先駆的バンドとして知られる、はちみつぱいに参加。主要メンバーが移行したムーンライダーズの初期にも加わった。
77年に脱退後は、スタジオミュージシャンとして活動。ギタリストとして達郎のアルバムやライブに多数参加した。またアレンジャーとして、RCサクセション「雨上がりの夜空に」の編曲もバンドとともに担当。日本レコード大賞を獲得した「DESIRE-情熱-」の編曲も担った。ほか、吉田美奈子、中島みゆき、井上陽水、光GENJIら、多数のアーティストのサポートを行っている。



