お笑いコンビ、キングコングの梶原雄太(45)が、24日深夜放送のテレビ朝日系「深夜のダイアン」(火曜深夜2時17分)に出演。相方の西野亮廣(45)とともに03年の“失踪事件”を振り返った。
ダイアンとキングコングは大阪NSC(吉本総合芸能学院)22期生の同期。キングコングは99年デビューの直後にブレークし、ダイアンと差がついた経歴を語った。梶原は多忙な若手時代を振り返る形で「言われたことある? 相方から『寝るな』って。1回言われたのは『おまえ、もしかしてやけど、寝てる?』って言われたことがある」と、当時の西野からのムチャ振りを説明。西野は手をたたいて大笑いし、ダイアン津田篤宏(49)は「それはもう、答えようがない」と驚いた。
西野は当時の梶原の状況について「テレビでやるネタ覚えてない、とか全然あった」と明かすと、梶原も「全然あった」と認めた上で「収録現場に、怖くてトイレから出られなくなったりした」と告白。西野は「飛ぶ前は」と、活動休止の直前の出来事と説明すると、梶原は「はい、俺は今、おなかを壊してます、と自己暗示をかけて。ホンマ言うたらパンツも脱いでへん。座っているだけ」と当時の精神状況を赤裸々に勝った。
津田から「その後、飛んだんか?」と聞かれた梶原は「ちゃんと飛んだ」と語り、梶原が03年に過密スケジュールと極度のストレスで活動休止を余儀なくされたことがテロップでも紹介された。
西野は「キングコングって、はたから見るとすごい順調という感じだけど、自分たちの19歳、20歳の時を思い返していただきたいが、引き出しなんかないじゃないんですか。振られてこう返すもないし、なんならば、一番大事な人間関係もできていない」と当時の状況を回想すると「東京に単身乗り込んだところで話振ってもらえないとか、しゃべったところで拾ってもらえない。どの番組行ってもスベるんですよ。特に自分たちはMCをいきなりやることが多くて、ゲストで出た時の出ざま、というか過ごし方ができていない。イジられるキャラクターでもない、ということで、全部結果が出なかった」と語った。
西野は「それで梶原さんがトイレから出て来なくて」と、その流れで、梶原の活動休止に至ったことを説明すると、梶原も「2カ月半ぐらいか」と期間に言及。西野は「失踪したんですよ。ある日、突然。その時に仕事が、レギュラー番組7、8本あったけど1回全部なくなり、1日で」と話した。
西野は当時の心境について「僕はその時、ちょっとイラッとしたんですよ。こんなチャンスつぶすんかい、ということで」と吐露。その後の経過について「聞いたら心の病ということで。2、3カ月ぐらいで。吉本興業の方から『さすがにちょっと、梶原さんが戻ってきそうにないので、そろそろ西野1人でやるか?』と言われた」と、ピン芸人転身を打診されたことも明かした。
ただ「ちょっと、行こっかな、と思ったけど、ちょっと待てよ、と。僕がここで1人で言って、万一うまくいってしまうと、いよいよ戻って来れない。帰ってくる場所がなくなっちゃう。その時、梶原さんに対してイラッとはしていたけど、漫才している時間は楽しかったし、誰も他の人がいないくて、2人でキャッキャキャッキャやっている楽しい瞬間はあって、あれが全部なくなるのは嫌だな、と思ったので、『待ちます』と言ったんですよ。帰ってくるのを」と、梶原の復帰を待つ決断をした胸中も説明。「でも帰ってくるアテもない。それを待つと決めたときが、自分の人生の中で一番覚悟を振り絞った瞬間。自分1人頑張るだったらいけるけど、相手のことを信じるって結構大変じゃないですか」としみじみ語った。
西野はここで「それがベースになっているので、絶対見て欲しい」と、当時の思いなどが自身が制作総指揮を務める新作「映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~」(27日公開)に込められていると紹介。津田はすかさず「すっごい長い番宣!」とツッコミを入れ、「おまえ記録出したぞ。テレビ史上最長やぞ」とぼやいた。テロップでも「史上最長番宣?2分56秒」とイジられた。
津田から「キングコング物語みたいなことでもあるの?」と映画について聞かれると梶原は「うま~く作ってるねん。誰が見てもこれキングコングの話やないかい、とはならない。基本、テーマは『待つ』」と相方の作品について語った。



