昨秋スタートしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が27日、最終回を迎え、ドラマの舞台となったNHK松江放送局で「最終回を見る会」が開かれ、ヘブンの教え子である錦織丈を演じた杉田雷麟(すぎた・らいる、23)らが出席した。会には、小泉八雲のひ孫で小泉八雲記念館館長の小泉凡さんもゲスト登壇し、ファン約70人が来場した。

2人のコメントは以下の通り。

杉田雷麟 最終回を島根のみなさんと一緒に見て、短い15分の間に笑って、泣いて、感動して、ぜいたくな体験をさせていただきました。錦織丈を演じる上で、兄貴を忘れたことは一度もありません。兄貴だったらどうするか考え、自分は兄貴じゃないから…と力不足を感じていたところから、自分が兄貴のようにならないといけない、と心情が変化していくのは、演じていて楽しかったです。

物語の舞台が熊本に移り、丈は松野家の家族の輪に加わりました。おトキさん、ヘブン先生、司之介さん、おフミさんたちと一緒にお芝居をして、現場でもいい家族だなと思いましたし、オンエアを見て改めてそう感じました。

視聴者の方にも、家族の温かさが伝わったのではないかなと思います。

「ばけばけ」は私にとって大切な作品になりました。放送はこれで終わりますが、みなさん心の中にずっと残ってくれたらうれしいです。

今日、初めて松江に来ました。ドラマの収録をしていたころからずっと来たかったのでとてもうれしいです。夕日がきれいで美しい街並みですし、ドラマのポスターなどもよく見かけて、このドラマが愛されていることを感じ、うれしいです。

小泉八雲記念館館長 小泉凡さん ヘブンが亡くなったのち、トキが葛藤しながらもヘブンとの思い出を語り始める場面は、トキのモデルであるセツの心の内は本当にこうだったのではないかと思わされました。

このドラマでは、主題歌の歌詞にもある“散歩”が重要なシーンになっていますが、実際に八雲とセツも2人で、時に息子を伴ってよく散歩をしていたと聞いています。

ドラマのセットとして再現されている小泉八雲の松江の旧居は、ドラマが始まってから非常ににぎわっています。この半年、講演で全国各地に呼ばれていますが、ドラマや小泉八雲・セツの話題が全国に広がっている実感があります。

このドラマは制作を始める段階からいろいろな相談を受けていたので、一緒に駆け抜けたなという思いです。

出演者を含めた制作チームの和気あいあいとした空気感が、視聴者にも伝わったのではないかと思います。