米映画「X-MEN」(00年)や「デッドプール&ウルヴァリン」(24年)のセイバートゥース役などで知られる元プロレスラーで俳優のタイラー・メイン(59)が8日、自身のインスタグラムで乳がんと診断されたことを公表した。
一般的に乳がんは女性に多い疾患だと思われがちのため、男性の乳がんについて意識を高めるきかっけとなり、偏見の軽減につながる可能性があると医師ら専門家から称賛の声が上がっている。
メインはインスタグラムに投稿した動画で、「悪い知らせがある。今日から化学療法を始める。男性の750人に1人が生涯のうちに乳がんと診断されると言われているが、私がその一人です」と語り、乳がんと診断されて治療を受けることを告白した。
診断を受けた当初は恥ずかしさからこの事実を隠そうと思ったというメインだが、「男性の場合は乳がんについて語られることは少なく、発見されるのは進行してからであることが多いため、予後も悪い傾向にある」と述べ、公表に踏み切った理由を明かした。「私はその現状を変える」とも話し、早期発見のため自身のSNSをフォローして情報を拡散してほしいと呼びかけた。
また、動画の後半には、点滴を受けながら「がんなんて、クソくらえだ」と話す様子も収められている。
2日目の化学療法を終えた9日にも動画を投稿したメインは、涙ながらに公表後に寄せられた支援と励ましに感謝の意を表し、「がんを蹴とばす」と改めてがんに打ち勝つことを宣言した。
米疾病予防管理センター(CDC)によると、男性が乳がんと診断されるのは極めて稀で、米国で診断される乳がんのうち男性は100人に1人の割合だという。(千歳香奈子)



