坂本昌行(54)長野博(53)井ノ原快彦(50)のユニット「20th Century」が28日、全国ツアーの東京初日公演をLINE CUBE SHIBUYAで迎えた。グループの楽曲をはじめ、V6や少年隊、光GENJIなどの世代を超えて受け継がれてきた全25曲を歌唱した。
全員が50代になってもなお、アイドル魂は熱く燃えている。柔らかな歌声も、衣装を美しく着こなしてスタンドマイクを操る姿も健在。壇上で3人のシルエットが揺れるたびに歓声が沸き、井ノ原が「みんなで盛り上がっていきましょう!」と誘った。
ツアーは「歌い継ぐ、踊り継ぐ」がコンセプト。ライブ開催にあたり、3人は歴代事務所タレントのライブ衣装が眠る倉庫を訪問。その中から男性アイドルの草分け的存在でもある大先輩・少年隊の衣装を拝借した。少年隊の白ジャケットをなびかせ「バラードのように眠れ」を歌唱し、光GENJIの「ガラスの10代」では黄色の短ラン姿で坂本と井ノ原がダイナミックに側転を披露した。板状の鏡やブラックライトと蛍光塗料を駆使したクラシックな演出も多数。眠っていた歴史にもう1度命を吹き込み、よみがえらせた。
バックダンサーに付いたジュニアの青木滉平(24)が「こんなに歌って踊れる50代は見たことない!」と感嘆。“アラフィフ感”を感じさせないパフォーマンスの連続だったが、年齢にはあらがえず。「ガラスの10代」歌唱後には最年長の坂本が床に座り込み、弟分2人もやや息切れ。「『ガラスの10代』は10代で歌うべきですね。50代で歌ってるの僕らくらい」と汗を拭い、長野も「ガラスの50代」と自虐。井ノ原も「いつ割れるか分からない」と自嘲したが、身を削ってでも歌いつなぐ意思をその大きな背中で体現した。
来年はデビュー30周年。伝統の継承を「俺たちの使命かも」と坂本は背負う。井ノ原は「懲りずに続けていきますのでお互い健康で!」、長野も「来年、トニセン30周年になります。これからも皆さまと歩んで行けたら」。坂本も「新たなスタートという意味で突っ走ってききます」。3人の歴史も先の未来へとつなぐ。【望月千草】



