作家の乙武洋匡氏(50)が、5日放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1時)に出演。自身のスキャンダルで起きた「逆転現象」について語った。

お笑いコンビ、ぺこぱの松蔭寺太勇とトーク。乙武氏が16年に起こした不倫騒動の話題になると、松蔭寺は「いわゆるレッテル、障害者というイメージが僕らの中にあって。その中でスキャンダルがあったのが、『乙武さんも普通の人なんだ』っていい意味で世の中に広げてくれたというか」と印象を振り返った。

乙武氏は「あれまで僕は健常者の皆さんにめちゃくちゃ好かれていた、好感度も高かったんです。ところが実は、結構障害者の中では嫌われてたんです」と告白。「というのは、もちろん、『乙武さんみたいに力強く生きていきたいと思います』とか『うちの子を育てていく上で励みになってます』という声もありましたけど。もし僕のことが嫌いで批判をする人がいたとしたら、十中八九、障害者やそのご家族で。『あいつはうまくいってるだけだ』とか『運がよかった』とかそういう形で批判を受けていたんです」と障害者側から非難されることも少なくなかったという。

しかし「ところがあのスキャンダルを機に逆転してきて。健常者は『何だあいつ。障害者のくせに不倫なんかしやがって』って。障害者の中は『あいつやるなあ』って」と意見の変化に苦笑い。「特に障害児を育てているお母様方に結構言われたのが、『うちの子も生涯、女性との交わりというのはおそらく難しいんだろうなと思っていたんですけど。もちろん私も女性なので不倫を肯定するわけにはいかないですけど、でも乙武さんの今回の報道を見て、育てようによってはうちの子も“ワンチャン”あるんじゃないか』って」と打ち明けられたといい、「ワンチャンて」と笑いながらツッコミを入れた。

松蔭寺が「スキャンダル最中はさすがにヘコんでたっすか?」と当時の心境を尋ねると、乙武氏は「あんまり…まあヘコんだことにしておいた方がいいんでしょうけど」とぶっちゃけつつ「正直『お前らに何が分かんねん』ですよね。だってそれぞれ事情があるってよく言うでしょ?まさにそれですよ」と話していた。