映画「八日目の蟬」「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を手がけた映画監督の成島出さんが肺がんのため今月24日に死去したと28日、公式サイトが発表した。65歳だった。本人の意向を尊重し、葬儀は親族のみで執り行った。「お別れの会」などは予定していない。
山梨県出身の成島さんは、04年に「油断大敵」で監督デビュー。女優の井上真央(39)が主演した「八日目の蝉」(11年)で、第35回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞など10冠を獲得した。「ふしぎな岬の物語」(14年)では主演の吉永小百合(81)と共同プロデュースを務め、「いのちの停車場」(21年)で吉永と再タッグを組んだ。代表作も多く「ソロモンの偽証」(15年)「銀河鉄道の父」(23年)「52ヘルツのクジラたち」(24年)など、役所広司(70)や杉咲花(28)ら名俳優たちと作品を世に送り出した。脚本家としては「日本沈没」(06年)や「クライマーズ・ハイ」(08年)などのヒット作も手がけている。
所属事務所は、ファンや関係者へ感謝を示すとともに「成島が情熱を注いだ作品とその想いを今後も大切に守り、伝えていく所存です」と意思を伝えた。



