SUPER EIGHTの安田章大(41)が28日、大阪市内で、のん(33)とダブル主演する映画「平行と垂直」(小林聖太郎監督)の初日舞台あいさつに登壇した。
自閉スペクトラム症(ASD)の兄・大貴と、支えてきた妹・希が、希の結婚を機に未来と向き合う物語。安田は「公開の日が来ました。幸せです。これからたくさん幸せを届けたい」と笑顔を見せた。
幼少期から「普通とは何か」に違和感を抱いていた安田が、劇団ふくふくやを主宰する女優山野海のオリジナル脚本に心を動かされ、映画化を提案。ASDの専門家の監修を受け、約2年をかけて脚本を練り上げた。安田も専門家の指導や施設訪問を重ね、大貴役に向き合った。
安田は「ゼロから1を生み出してくれた山野海に感謝」とし、小林監督にも「頼りになる。1から膨らませていく才能がある」と敬意を示した。「それぞれの普通を否定せず、『そうなんだね』と会話ができるようになったら」と願った。
舞台あいさつには5歳の少女・紗奈役の河野咲良がサプライズ登壇。言葉に詰まる河野を、安田が「ええよ、ゆっくりで」とフォローし、会場を和ませた。河野は「四角いおにぎりと卵焼きがおいしかった」と明かし、笑いを誘った。
最後に作品が作り手の手を離れる心境を親心に重ね、「皆さんに育ててもらえる時間に変わっていきます」とし、人とのつながりから生まれる愛の深さを感じ、行動につなげてほしいと呼びかけた。【松浦隆司】



