21日に55歳で死去した女優の田中好子さんは、実父田中幸治さん(84)に死の直前まで、自身の病を告げていなかった。小達さんによると、幸治さんは田中さんをみとったが、葬儀・告別式に参列した友人の歌手岩崎宏美(52)が「お父さんは亡くなる4日前まで、病気をご存じなかったようです」と明かした。田中さんが夫の小達さん以外に病気を知らせたのは、キャンディーズで共に活動した2人や、01年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で娘役を演じた女優国仲涼子らわずかだった。

 田中さんが乳がんを発症したのは92年。再発と治療を繰り返しながらも、元キャンディーズの2人に初めて病気を告げたのは3年前と最近だった。田中さんは弟を骨肉腫で亡くしている。親より先立つ不孝をできる限り知らせたくない。田中さんの母親である妻を2年前に亡くし、病気がちの父親に気を使わせないようにと配慮したのは、田中さんのやさしさだった。