国際交流は盆踊りだ。「東アジア文化都市2014横浜」広報親善大使を務める6人組アイドルグループ、でんぱ組.incが4日夜、横浜市で行われた「日中韓芸術祭2014~ダンスで交信~」に出演し、3カ国のアーティストと盆踊りをした。

 グランドフィナーレで出演者総勢93人がステージに集結した。その光景を見た観客約1000人もつられるように席を立ち、出演者と音頭に合わせて、ステージ中央を囲むように踊った。相沢梨紗は「日本の夏の風物詩を中国、韓国の方に体験してもらえて良かったです。お客さんもまさか一緒に踊ってくれるとは思いませんでした」。藤咲彩音は「いろんな人(出演者)と手を合わせて『ウェイ!!』と叫んだら、一緒に叫んでくれたのでビックリしました」と振り返った。

 オープニングでは、ダンス集団「コンドルズ」とコラボダンスを披露。この日のためにコンドルズが制作した「リスターター」をともに踊り、観客を魅了した。

 でんぱ組としては、第2部の「日本コーナ」のトップバッターとして登場。オリコン週間ランキング3位を記録した「サクラあっぱれーしょん」の演劇風ダンスを披露した。夢眠ねむは「今日はステージが広かったり、マイクなしで踊ったので、これまでのライブとは違って難しかったですが、日本のダンスを見せることが出来たと思います」と胸を張った。

 東アジア文化都市は今年1月から11月まで、横浜市、中国・泉州市、韓国・光州広域市で行われている文化交流事業。この日の芸術祭では、泉州市から泉州南少林武術団、光州広域市から伝統国楽室内楽団「律」などが出演した。