TBS小島慶子アナウンサー(37)が同局を退社する意向を固めていることが2日、分かった。すでに辞表を提出しているという情報もあり、受理されれば7月にも正式に退社することになりそうだ。

 関係者によると、小島アナは約10年前から独立を意識し、約1年ほど前から真剣に考えていたという。周囲には「社員という立場に甘えず、1人の『放送人』として仕事をしたいという思いが強くなった。女性アナウンサーという肩書にとらわれることなく、幅広い分野で自分の可能性を追求したい」と語っている。

 一方で現在の仕事に不満はないという。真っすぐな性格で、行動派との評価もある。現在は主婦であり、母でもある。社員という枠にとらわれず、さまざまなことに挑戦できるパワーと可能性のあるうちに、と退職を決断したとみられる。

 小島アナは現在、TBSラジオ「小島慶子キラ☆キラ」(月~金曜午後1時)のメーンパーソナリティーを務め、歯切れのいいトークが高い評価を得ている。昨年10月期の聴取率調査でも高い数字を記録し、同局のPRに貢献。1日に個人表彰の「TBSアワード09」を受賞したばかりだ。

 同関係者には「人生第2幕の幕開けにしたい」と語り、退職後はフリーアナなる意向だが、所属事務所などは未定だ。テレビは「時事放談」のほか、3月からBS-TBSの新報道番組「サンデースコープ」のキャスターとして活躍している。しばらく現状の番組は続投する見込みだ。

 [2010年4月3日8時35分

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